抽象的図書館から具体的図書館への展開
はじめに
ぬるで氏が考える「究極の図書館」像を実現するためには何が必要だろうか? 今まで書いてきた記事を読み返して,ここらでちょいっと自分なりの考えをまとめてみました*1。
抽象的図書館から具体的図書館への展開
理想から出発して,具体の図書館を見ていきます。
抽象的図書館(図書館の本質)
以下の記事では,究極の図書館を考えてみました。現時点で行きつくところに行きついたなあと思います。
理想(究極)の図書館とは,
- その時点での全知識・情報を収集・整理・提供・保存してあり,公開・利用・創造ができる。
- 知識・情報を利用しなくても,誰でもいつでも自由に,その場に居て良い。
ここで掲げた理想は,「図書館の集合体(図書館網・図書館連合」)」と「個々の図書館」の成長で実現できそうだ!
ところで,以下の記事では,国立大学の理念とか目標とかを見て,自分なりの理念を考えました。
【理念】
ぬるで大学附属図書館は、誰もが問題解決をできるように、過去の蓄積情報を提供しまっせ。
【目標】
理念を実現するために、ぬるで図書館は3つの目標を設定したのだ!
- 情報を集めて、使えるようにしておくよ。
- 他の図書館たちとか専門家たちとかと協力しちゃうよ。
- 図書館員は牙を磨くぜよ!
「居場所」としての図書館を見落としていますね。
良い図書館(良さ)
以下の記事では,具体的な良い図書館から,何が良いのかを抽出してみました。
- 蔵書が多い(紙に固定された知の物量に圧倒される)。
- 誰でもWelcomeな雰囲気(入りやすい)。
- 居心地が良い(疲れたら休憩できる)。
- ざわめきがある(静かすぎない)。
- 書架に手が入っている(資料が探しやすい)。
「人(図書館員)」に依存している項目が多いなあと思います。
具体的図書館(具体例)
以下の記事では,ぬるで氏が行った良い図書館の具体例を挙げました。こちらは蔵書(資料)に触れずに「居心地が良い」に焦点が当たっています。
こちらは,「人(図書館員)」だけでなく,「建物」と「人や資料」との相互作用も大事だなあと思いました。
ぬるで氏は何がしたいのか?
で,結局ぬるで氏は何がしたいのか?それは……,
理想(究極)の図書館像を実現するため,極上の図書館を全世界に広げたいのだ!
おわりに
今更感が無いわけではないが,図書館概念は整理できたので,これからは運営する「人(図書館員)」と居場所には欠かせない「建物(空間)」について,考えていこうかなあ。
*1:前回の記事でちょうど50記事でした。メデタイ!