ぬるで

大学図書館員の日常と非日常。

図書館

知識へのアクセス障壁をゼロにする

図書館の目標を考えた。それは「知識へのアクセス障壁をゼロにする」こと。

ライブラリ・スキーマとは何か?

「オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方検討部会審議のまとめ(案)」を読んで、「ライブラリ・スキーマ」について考えた。

出向をもっと気軽にできないか?

出向について、利点や欠点など私感を書きました。

2023年の目標らしきもの

今年の目標を思いつくままに挙げてみた。

大学図書館の評価報告書と未来構想

はじめに ぬるで氏は大学図書館のいろんな評価報告書と未来構想を読んで、大所高所から、これから大学図書館員が進むべき道を考えてみた。エッヘン。 2022年4月から国立大学法人の第4期中期目標・計画期間が始まったので、それと合わせてなのか分かりません…

大学図書館の調査とか調査とか

はじめに ぬるで氏曰く「ああ、この季節がやってきたなあ。調査だ調査だ」と。 そう、大学図書館員は、春から夏にかけて日本図書館協会の調査が、そして秋ごろから文部科学省の調査があるのである。 ある日、ぬるで氏は「一本化してほしい」という意見を聞い…

大学図書館職員短期研修の思い出とか感想とか

大学図書館職員短期研修の思い出です。

次世代学術研究プラットフォームとこれからの学術情報システムの在り方(学術情報基盤オープンフォーラム2021)を視聴して

はじめに ぬるで氏は本日、学術情報基盤オープンフォーラム2021の「次世代学術研究プラットフォームとこれからの学術情報システムの在り方」を視聴して、たいそう驚いたのであった。 以下のページからか、質問への回答・資料または録画動画を公開すると言っ…

リポジトリの半分はダイヤモンドオープンアクセスを実現させているんじゃないか?

はじめに ぬるで氏は以前こんなことを書いた。「グリーンオープンアクセスは著者稿なので、引用するときに困るんでない?」と。「じゃあ、色々工夫して、出版社版を登載すればいいんじゃない」と。 nurude.hatenablog.com リポジトリの半分はダイヤモンド さ…

スバラシキかな、ダイヤモンドオープンアクセス(OA)

はじめに ぬるで氏には宿題があった。「お高い電子ジャーナルを買わずに、APC(Article processing charge:論文掲載料)も支払わずに、学術情報を早く確実に提供する方法はあるのだろうか?」という宿題が。 nurude.hatenablog.com 宿題の回答 と問うたそば…

学術情報流通の生態系

はじめに ぬるで氏は考えた。「何を変えれば、学術情報のオープン化が促されるのだろうか?」と。何か何かと考えて「全体を捉えてからだな」というところに行きついた。 利害関係者一覧 ということで、まずは、利害関係者は誰かを挙げてみた。なお、抜け漏れ…

学術情報を考えていくためのヒントになりそうな言葉たち

はじめに ぬるで氏は、頭の中をよぎった「学術情報を考えていくためのヒントになりそうな言葉たち」をメモすることにした。 メモ レジリエンス 生態学 動的平衡 無駄学 三方良し 成長する有機体 おわりに ただのメモでした。どのように繋がるのかは「これか…

ぬるで氏インタビュー

インタビュアー(以下、イ):こんばんは。今日は、大学図書館員のぬるでさんのが登場です。よろしくお願いします。 ぬるで(以下、ぬ):こんばんは。まさかこんな素晴らしい景色を見ながら『らららじお』のインタビューを受ける日が来るとは思っていなかっ…

「著作権」の一生

はじめに ぬるで氏は考えた。 図書館の役割は「利用者に情報を提供すること」=「人類みんなで知を共有すること」である。 なぜなら「利用者が情報を編集して新しい知を創造するため」=「人類の知を増やすため」である。 すなわち「知の発展に資すること」…

ぬるで大学附属図書館のWebサイト

はじめに ぬるで氏は,大学図書館のWebサイトを作りたくなったのであった。 ぬるで大学附属図書館のWebサイト Opening Time 365days 24hours Access ここにいるよ。 We are HERE! Vision あっしらはねぇ,誰が来て,どんな情報を求めようとも,早く確実に情…

ついに著作権法改正の議論が始まった!

ぬおおおおおおおおお!!!!!! おりゃあああああああ!!!!!! どへええええええええ!!!!!! どうした,ぬるで氏よ。落ち着け! 落ち着くんだよ!!! いやいや,以下の資料*1を見て,落ち着いてられるかってんだい。べらんめえ。 www.bunka.go.…

「大学図書館倫理」カリキュラム

はじめに ぬるで氏が「知の共有を促す変態」を増やすために考えた研修プログラム。第2弾として,「大学図書館倫理」カリキュラムの発表です! nurude.hatenablog.com 大学図書館倫理 目的 理想の大学図書館を構築するために,自分たちが職業人として何をなす…

「大学図書館哲学」カリキュラム

はじめに ぬるで氏が考えた最強の大学図書館員養成プログラムの、カリキュラムがここに明らかに! nurude.hatenablog.com ということで、第一科目「大学図書館哲学」でやんす。 大学図書館哲学 目的 大学図書館員として,自分の理想とする大学図書館像を確立…

最強の大学図書館員になれる研修

はじめに ぬるで氏は最近,研修の企画に携わることが増えてきた。ということで,「最強の大学図書館員」になれる研修を考えちゃうんだもんね。 最強の大学図書館員になれる研修 さて,では早速,最強の大学図書館員になるとしましょうか。 最強の大学図書館…

消極的な図書館員の言い訳

拝啓 課長殿 在宅勤務で顔を合わさない日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? さて、今回筆を取りましたのは、一つお願いがあったためです。 課長の周りの消極的な図書館員はいませんか? そう、私こと、ぬるでのことでございます。 なぜ、消極的にな…

情報編集を促す図書館

はじめに ぬるで氏は松岡正剛『知の編集工学』(朝日文庫)と『知の編集術』(講談社現代新書)を読み,唸った。 「図書館が情報を提供するのは,お客さんが”編集する”のを助けるためだ。」と気づいたからでアール。 情報編集支援 たとえば,学習支援は「図…

今,大学図書館ができることは何だろう?

はじめに ぬるで氏が勤務する大学図書館も,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止対策のため,休館になってしまった。 そんなわけで,学生さん,研究者のみなさんに,どんな支援ができるのかなぁと考えてみた*1。 図書館ができること 休館中図書…

年度末の足音

はじめに ぬるで氏の耳に年度末の足音が聞こえてきた。なんか今年は違う足音だなあ。 年度末の足音 昨年度までのの足音 てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくて…

国立学術出版社「ジャイアン」を設立しましょうか?

はじめに ぬるで氏は思った。「電子ジャーナルは高すぎるし,物理的実体がないので,契約しなくなったら無くなってしまうじゃない!*1 どうしたらいいの?」と。 「イヤイヤ,実体としてサーバがあるでしょ!」 という反論は置いといて,せっかく払ったお金…

失敗の数々

はじめに ぬるで氏は思った。「また……,またしても,やってしまった」と。 そう「失敗」である。 ということで,数々の失敗談を忘れる前に書いておこうと思いましたとさ*1。 失敗の数々 思い出したくもない失敗のうち,ド級の失敗のベスト3(ワースト?)の…

平凡な図書館員になるために(2020年の目標)

はじめに ぬるで氏の年末年始はカゼを引いて,溶けていった。溶けゆく時間の中で「あ~,今年は何をしようかな?」と考えたが,体調が芳しくないので何も思いつかなかったとさ。 さてさて,ようやく体調も元に戻ったので,目標を考えてみた。 平凡な図書館員…

ヘンテコ図書館員の戦闘能力

はじめに ぬるで氏はフト思った。「自分の能力はどのくらいあるのだろうか?」と。 ということで,自己分析してヘンテコ能力を数値化してみた。 ヘンテコ図書館員の戦闘能力 ぬるで氏は図書館員として10年選手。その能力は以下のとおり*1。 目録……67 ILL……74…

ヘンテコ図書館員の仕事術

※この記事には嘘,でたらめ,妄想が所々入り混じっている可能性が大いにありますので,お気を付けくださいませ*1。 はじめに 思い返せば図書館業界に入って10年以上経っていた。「熟達化の10年ルール」というのがあるそうで,ありゃりゃ,もう熟達者かいな?…

2019年の振り返り【図書館編】

はじめに ぬるで氏は思った。「あれっ,もう12月だ」と。ということで,ちょっとずつ振り返りをしていこうと思った次第。 nurude.hatenablog.com 2019年の振り返り【図書館編】 図書館員としての仕事 でっかい目標として,「誠実に仕事をする」としていたけ…

ほにゃらら図書館員

はじめに ぬるで氏は思った。「今は目の前にやるべき仕事がない。じゃあ,余った時間で,理想の図書館員*1を目指して勉強していればいいじゃないか!」と。 ほにゃらら図書館員 さて,世の中には「~図書館員」とか「~ライブラリアン」という名称がたくさん…

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