めっちゃメタデータ
はじめに
図書館員が避けて通れない道*1。
それが「メタデータ」。
でも,でも,でも,でも~,色んな規則があって,訳が分からなくいですか?*2
そこで,メタデータの現状を自分が理解したようにまとめて,メタデータ作成をもっと簡便にし,しかも流通を促進させる方策について,提言してみようと思う。誰に何と言われようと,提言してしまうのダ!
書誌データ
書誌データは「この世の中にはどんな資料があり,どこの図書館に所蔵しているかを分かるようにするため」に,データを整備していると理解している。
大学図書館ならCiNii Books(CiNii Books)だし,公共図書館はカーリル(カーリル)か国立国会図書館サーチ(国立国会図書館サーチ(NDL Search)),専門図書館ならディープライブラリー(ディープライブラリープロジェクト)が有名どころだろうか?
さて,大学図書館員がその書誌データをのデータを作成するときは,国立情報学研究所(NII)が管理しているコーディングマニュアル(コーディングマニュアル)と,日本図書館協会が管理していの日本目録規則(日本目録規則2018年版) に準拠する必要があります。
リンク先を見ていただければ分かりますが規則がいっぱいあるんです。
もちろん,大学図書館の場合は共同目録*3なので,間違いがないようにこのような規則になったのは理解できます(先人たちの努力に敬意を表します。本当にありがとうございます。)。
だけど,ちょっとちょっと,膨大すぎて頭がバクハツしちゃいますよ(ドッカーン)。
いきなり「やれ!」って言われたら,ちょっと無理。「TRって何ですか?」ですよ。
はじめは専門家がやっと登れるエベレストじゃなくて,誰でも登れるその辺の簡単な山に登らせてほしい。
という願いを込めて,後で「こんなんで,どんなもんでしょ」という提言をしますので,読み進めてくれると嬉しい。
リポジトリのメタデータ
リポジトリのメタデータは「Webでのメタデータ流通を促すため」にデータを整備していると理解している。
さて,学術機関リポジトリデータベース*4(学術機関リポジトリデータベース)で検索できるようなリポジトリのメタデータは,ダブリンコア(Dublin Core(ダブリン・コア): ウェブ資源メタデータの共通語彙)とか,junii2(メタデータ・フォーマットjunii2)とか,JPCOARスキーマ(JPCOARスキーマガイドライン)とかの規則に準拠している必要がある。
あれっ,でもこっちは「dc:title」とか「jpcoar:creatorName」とか,英語で省略しないで書かれているから何となくわかるぞ。
たぶん世界規模のメタデータ流通を目的にしているためだと思われます。
そうだ! わかりやすいから,これを使おう!
[提言]メタデータを初心者でも簡単に作成できるようにしよう!
さてさて,ようやく提言の時間がやってまいりました。
では発表します。ドドドどどーん。
「メタデータを簡単に作成し,流通させるために,初めからJPCOARスキーマを使って,書誌データを作れませんか?*5」
現在,日本で一番リッチなメタデータ流通のための規則がJPCOARスキーマだと思われます。しかも,一番初めにどことどこの項目がリンクしているか*6を設定してあげれば,あとは簡単にメタデータの作成できそうです*7。
著者名典拠は「Web NDL Authorities(Web NDL Authorities)」とか,「ORCID(ORCID)」とかを使えるんじゃないかなあ。
おわりに
この提言は妄想か? それとも…。カミングスーン*8。