出向をもっと気軽にできないか?
はじめに
ぬるで氏は現在、小さい大学から大きい大学に出向中の身である。もうじき出向期間が終わるので、感じたことを残しておこうと思った。
出向をもっと気軽にできないか?
ぬるで氏の場合は、一方通行の出向(双方向の人の交換ではない)です。個人(出向者)と組織(出向元・出向先機関)にとっての利点と欠点を挙げて、最後に「お気軽出向」制度の構想(妄想)を発表します。
利点
- 経験が積める。
- 出向者にとっては、良い経験と一緒に悪い経験も積める。出向元の機関にとっては、経験を持ち帰って還元してくれることを期待できる。
- 新しい風が送られる。
- 出向先の機関にとっては、意欲があり、しがらみが無い人が来てくれるので、新鮮な目で業務の見直しができる。
欠点
- 人手不足になってしまう。
- 出向元の機関にとっては、出向者の穴埋めをする必要がある。学内異動や臨時職員の採用などでまかなっているのだと思う。
- 出向者が出向先に転籍してしまう。
- 出向者の経験が還元されないので、困る。自分のところで育てた人を出向先に取られてしまうのは嫌だろうなと思う。
お気軽出向制度
上記の利点を活かし、欠点を補う制度、その名も「お気軽出向」があると良いなと思った。国立大学では、図書系の部課長は全国異動になっている。これを係長や一般職員にも準用して、出向希望者がどこでも行けるようにすると良いなあと思いました。出ていく人がいる一方で、入ってくる人がいるし、その経験や視点も取り入れることになるので、出向者・出向元・出向先・ついでに大学図書館界全体も三方よし(win-win-win)にならないかな。
おまけ
なお、出向とは少し違いますが、NIIや文部科学省に実務研修という制度はすでにありますね。
文部科学省行政実務研修生に思う 〜制度編〜 - 大学職員の書き散らかしBLOG
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おわりに
ぬるで氏はいろんな機関で働いてみたいので、交換役になりたいな・フラフラしていたいな、という願望でした。ちなみに、出向して良かったです。
- よそ者が巨大な像を建ている