ぬるで

大学図書館員の日常と非日常。

2019年の振り返り【読書・映画編】

はじめに

 ぬるで氏曰く「読んで,観て,叫べ!」。ということで,前回に引き続き,2019年を振り返ってみた。

nurude.hatenablog.com

 

読書編

 今年は30冊くらい読んだみたい*1。例年よりちょっと少ないくらい。

 さて,お待ちかね? 今年のBest 3の発表です。ドロドロドロドロ~ドン!

 

第3位 ラリー・ブルックス著,シカ・マッケンジー訳(2018)『工学的ストーリー創作入門 : 売れる物語を書くために必要な6つの要素』フィルムアート社

工学的ストーリー創作入門 売れる物語を書くために必要な6つの要素

工学的ストーリー創作入門 売れる物語を書くために必要な6つの要素

 

 

 ガラにもなく「小説を書いてみようかな」と,ちょっと思ったりしちゃったんで,読んでみた。ああ,これは小説だけでなく映画とか漫画とか「ストーリー(物語)」を作る時に有用だなと思った。以下の書評が詳しい。

dain.cocolog-nifty.com

 

第2位 猪谷千香著(2016)『町の未来をこの手でつくる : 紫波町オガールプロジェクト』幻冬舎

町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト

町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト

 

 

 「紫波町に行ってみたい!」と思ってしまった。紫波町図書館が入っている「オガールプラザ」は,行政・町民・企業の意志で作り上げ,維持・発展させ続けているということが良く分かった。

 「図書館の中の人として,大学というコミュニティに貢献できるだろうか?」と考えさせられた。ああ,物事を推進できる人になりたいなあ。

 

第1位 平尾昌宏著(2019)『ふだんづかいの倫理学晶文社

ふだんづかいの倫理学 (犀の教室Liberal Arts Lab)

ふだんづかいの倫理学 (犀の教室Liberal Arts Lab)

 

 

 倫理というと「善と悪」みたいなイメージだったけど,この本を読むとちょっと違う風景が見えてくる。「愛とか正義とかを分割して考えればいいんじゃない?」と倫理的な考え方を提示してくれます。

 平尾昌宏さんの他の著書で『愛とか正義とか』・『哲学,する?』も哲学的・倫理的な考え方が理解できるので,オススメです。

 

番外編

 小説は,冬木糸一 (id:huyukiitoichi)さんの影響でSFを読み始めた。『火星の人(映画では「オデッセイ」というタイトル)』が面白かったなあ。

 

映画編

 例年になく映画はたくさん観た。といっても,15本*2ほど。こちらも,今年のBest 3の発表します。

 

第3位 『バジュランギおじさんと,小さな迷子』


映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』予告編

 

 「時間が空いたから,映画でも観ようかな。」と思ったその時間にちょうどやっていたのが,この映画。予期せず良かった。

  • いきなり始まる踊りが面白い。
  • インドとパキスタンの国境ってこんなんなってるんかい!
  • バジュランギおじさんは優しすぎる。
  • 小さな迷子は無事に親元に帰れるか? ドキドキ。

 

第2位 『空飛ぶタイヤ


映画『空飛ぶタイヤ』予告編

 

 この映画は映画館で観ようとしていたけど,結局観なかったので,DVDで観た。

  • タイヤが勝手に外れたら超怖い。
  • 大企業と戦うのは大変。
  • 頑張れ! 赤松社長!
  • スッキリ。

 

第1位 『グリーンブック』


【公式】『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告

 

 今までは邦画をよく見ていたけど,洋画もいいなあと思わされました。

  • グリーンブックなんという本があったのか……。
  • 2人の知識や経験のギャップが,パズルのピースのようにガチっとはまって,良いコンビ。
  • 偏見は自覚しないと変えられないかなあと。
  • もう1回観ようかな。

 

 番外編

 図書館界で話題になった『ニューヨーク公共図書館 : エクス・リブリス』も観た。ちょっと寝ちゃったから,番外。

nurude.hatenablog.com

 

おわりに

 映画は10本以上観られてよかった。本も映画も面白い!*3

 

参考

huyukiitoichi.hatenadiary.jp

*1:読んだ本とか映画とかを手帳に書いている。

*2:DVDで観たものも含む。

*3:仕事に活かしているかは,置いておいて……。

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