第21回図書館総合展(2019)雑感
はじめに
ぬるで氏は11/13(2日目)に図書館総合展に参加した。忘れないうちに展示とかフォーラムとかの雑感をメモっておきます。
第21回図書館総合展(2019)雑感
展示
11/13(水)14:00-15:30くらいに展示会場をブラブラ眺めたりした。お祭り会場然(熱気ムンムン)としていて,ちょっと暑かった*1。ちょっと引っかかりがあったものをご紹介。
ブース
①帝京大学メディアライブラリーセンター
「学生協働ここに極まれり」みたいな感じがした。うちの学生さんとも「きっかけ」や「仕掛け」をうまいことすれば,協働できるかなあ。
②としょけっと
同人誌って「マンガ」や「小説」っていうイメージが合ったけど,「ゲームイベントの開き方」とか「謎解きゲームのやり方」とかの実践方法もあるんですね。
「古典籍の電子化の予算が無いときはご相談ください」だとおおおおおおお。うちにはあんまりない*2けど,たくさん持ってて公開したい機関は助かるんじゃないかなあ。郷土資料でもいいのかな?
ポスターセッション
学生さんのポスターが多かったかなあ。
①大庭照代(生物音響資料編纂プロジェクト)
鳥や虫とかの鳴き声や自然環境とかの音を収集・整理・保存・公開している千葉県立中央博物館のプロジェクト。
図書館は資料として「音声」や「映像」部分は弱いよなあ*3。博物館で収集しているんだねえと。一種の研究データでもあるので,これからは扱うことになっていくんだろうなあ。
②kumori
パッと見,楽しそうだなあと。また大きいなあと。2つ分だったんですね。立体感があった。
③Project Lie
割とスキ。「なんちゅうアイデアだ」と思った。
④やわらか図書館学
デザインが洗練されていて,キレイだった。つやつやした紙だとポスターっぽさが出ていいなあ。うちの情報センターにある大判プリンターでもツヤツヤの紙に印刷できるんだろうか?
フォーラム
フォーラムは1つだけ参加した。
Library of the Year 2019
優秀賞に選ばれた4館によるプレゼンが面白かった。南から順に,
について発表があった。みなさんプレゼン上手ですね。
①恩納村文化情報センター
同規模自治体と比較すると,一般会計に対する図書館費の割合が高いそう。観光地で宿泊施設がたくさんあり,ホテルにも団体貸し出ししている。県外の方も利用登録ができ,あと5県で全国制覇。
遊べる書店Village Vanguardのように遊び心満載。司書の伊達さんが色んな人を巻き込んで,学生さんの学習・探求活動を支えている。「学生さんが高校を出た後のことも考えている」みたいな話が印象的でした。
③県立長野図書館
平賀館長が就任した5年間で図書館環境を変えてきたけど,その前からの110年の積み重ね(資料収集など)があったからこそ変えることができた。市民・職員が協働して図書館を変え続けている。
④札幌市図書・情報館
NDC配架を止め,貸し出しを止め,書庫を止めるという選択をした。プレゼン資料と発表者のことばがリンクして,劇を見ているようだった。
⑤審査員によるパネルディスカッション
行政書士の山賀さんが「図書館が好きだ,好きだと言っていたら審査員に選んでもらえた」とおっしゃっていたのが面白かった。
また,医師?の細谷さんが「医療ではなく,図書館が日本を救う」みたなことをおっしゃっていて,ビックリした。
⑥オーディエンス賞・大賞の発表
オーディエンス賞も大賞も「札幌市図書・情報館」が受賞しました。おめでとうございます!
⑦雑感
どの図書館も事業の推進を加速する「核となる人物(司書とか館長とか)」がいるんだなと思った。「自分もなれるか」とちょっと考えてみたけど,どうなんだろう……。人と関わるのが割と苦手だからなあ。
おわりに
14日はフォーラムのお手伝いとか打ち合わせとか。
せっかく参加するので,積極的にいろんな方と話そうと思ったけど,無理だった*4。