選書した資料の行方 : 収集とか除籍とか
はじめに
ぬるで氏は今日も,どんな本が出版されているか目を光らせている*1。
なぜか?
資料を収集するためでやんす。
そして今日も,どの本を書架から除こうか,ウロチョロしている。
なぜか?
資料を除籍するためでやんす。
収集
新刊を入れようか入れまいか悩むのは,楽しい。誰がなんと言おうと楽しい。
これが,収集だ!
学術情報基盤実態調査によると,2017年の受け入れ冊数は回答大学の合計で4,992,346冊。年間500万冊くらい増えているのだ。
除籍
資料を残そうか残すまいか悩むのは,辛い。誰がなんと言おうと辛い。
これが,除籍だ!
学術情報基盤実態調査によると,2017年の除籍冊数は回答大学の合計で3,283,778冊*2。年間320万冊くらい減らしているのだ。
この320万冊は学生・教員・地域の方々に持っていってもらった後,古本業者に売却し,それでも残る場合は資源ゴミとして古紙回収業者に流れていくのだと思われます。
考察
さて,収集も除籍も「選書」ですが,除籍についてはイヤイヤやっている図書館員が多いのではないでしょうか?
それは「モッタイナイ」からである。
しかし,無限増殖書架が無い限り,避けられない。どうすりゃいいんだよ!
提案
ということで,2個提案です。
エントリーNo.1
1か所に集めちゃうんだもんね計画
- 除籍する。
- 箱に詰める。
- 除籍本集積所(倉庫)に送る。
- 集積所の書架に並べる。
- 重複を除く(重複は売り,残りは資源ゴミ)。
- NDC順にする。
- 共同保存書庫の完成。
- ILLで資料を活用する。
エントリーNo.2
海外移転計画
- 除籍する。
- 海外の日本研究者にリストを渡す。
- 欲しい資料を聞く。
- 箱に詰める。
- 海外の日本研究者に送る。
- 残りは資源ゴミ。
おわりに
320万冊も除籍してるんですね*3。びっくり。
参考